植物写真 ムラサキシキブ
今月の植物写真は、ムラサキシキブです。よく似た植物にコムラサキという植物がありどちらかははっきりはしません。H25年8月25日、北海道医療大学北方系生態観察園で撮影しました。2メートル足らずの木に小さな小さな花が咲きます。すごくかわいい花で毎年撮影にチャレンジしては失敗の繰り返し、3年目でようやくまあまあという写真に出来上がりました。ピントが少し甘いのと寄りきれていないのはご勘弁願います。マクロレンズ180mmの撮影でとにかくちょっとの風でも揺れるのです。
この「ムラサキシキブ」とても惹かれる名前と思いませんか?源氏物語の世界を連想してしまいます。そこでタイトルは『待ち焦がれる想い』と気取ってみました。源氏物語に登場する、恋しい光源氏をひっそりと待ち漕がれる女性をイメージしています。
この花の名の由来は、【紫色の実が敷き詰められたように付くことから「ムラサキシキミ(紫敷き実)」あるいは「ミラサキシゲミ(紫茂実)が訛った】という説、【平安時代の女流作家「紫式部」になぞらえて付けた】という説があるそうです。
小さく可憐な花もとても素敵ですが、紫色の実がびっしり付いた姿もとても素敵です。