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薬思健考

第6回 嫌な出来事のあとに『おかげで』をつけてみる

投稿日:2013年09月24日

昨年7月16日の天声人語に朝日新書『すりへらない心をつくるシンプルな習慣』心屋仁之助ココロヤジンノスケ著を引用した行がありました。「嫌な出来事のあとに『おかげで』をつけてみる」との助言です。私たちは、いくらうまくやったつもりでも失敗をします、そのようなときに、あの失敗のおかげで今があるというように・・・、チャンスはピンチの顔をしてやってくる。その時は辛くても、何かの肥やしになったと思える体験は結構あります。

普段、患者さんと次のような会話をします。今年は雪が多く雪道で足滑らせて転倒する方がたくさんいました。なかにはその拍子に手首にひびが入ってしまったとうつむいて来局された方がいます。その際に骨折の治療が一段落し骨のレントゲンを診て、骨粗しょう症の疑いを医師から指摘され腰椎と大腿骨骨とう部の骨密度測定、血液検査、尿検査などの検査をして、骨粗しょう症が発見され治療が開始になるケースがあります。骨粗しょう症の治療は、将来の寝たきりの予防であること、寝たきりになると多くの病気の引き金になること、認知症へすすむ恐れもあります、そして何よりもあちこちにいけない不幸が待っています。すると「あのスッテンコロリがあったおかげで、早めに骨粗しょう症の治療ができた」将来の寝たきりの生活をいくらかでも予防できたと考えると、スッテンコロリしてよかったかも。そう考える方は治療も前向きになりますね。故事では、万事塞翁が馬ということですかね。

スッテンコロリがあったおかげで、サークル薬局と知り合いになれたと言ってもらえたら幸せです・・・。

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