日本薬学会第133年会
少し前のことになりますが、3月28日に日本薬学会第133年会に行ってきました。会場はパシフィコ横浜、会場近くの海・川辺には快晴の空に満開の桜が美しく、札幌の皆さんより一足先に桜を満喫してまいりました。ときおり花びらがひらひら舞い、ほんのりと甘い香りがただよっていました。
目的の学会では、昨年ノーベル賞を受賞された京大iPS細胞研究所所長の山中伸弥先生と同研究所副所長の中畑龍俊先生の特別講演を受講しました。山中先生はノーベル賞受賞により会場での講演が困難となり、ビデオでの講演でした。ノーベル賞受賞決定の騒動、受賞にかかわる研究の歴史、共同受賞のジョンガードン博士の研究について、iPS細胞とは?といった内容を易しい言葉でわかりやすく講演されました。また、中畑先生は、山中先生の研究の優ている点、iPS細胞研究の進展、再生医療への応用研究、さらには今後の医療への可能性につい話されました。特に原因が解明されていない難病の病態の解明や創薬(治療薬の開発)など無限の可能性を感じました。